「茶」を軸にした和束の取組
宇治和束茶で『特別なティータイム』を世界に提案

和束町商工会が核となり、平成5年に初めて村おこし事業に取組み、試行錯誤を繰り返し数々の活動を実施して12年が経過した平成16年度、本格的な海外事業として、中小企業庁の委託事業「ブランド育JAPAN成支援事業」の採択を受け、フランス国際食品SIAL見本市への出展をはじめ、フランスでの市場調査、大手商社、日本食レストラン等に「京都宇治和束茶」として、新規販路拡大を行っただけでなく、世界的PRに有名な料理学校「コルドンブルー」に於いて、特別講座を開講、フランスで飲食店雑誌を発行している出版社等にも紹介できたことで事業の目的であった特、「別なティータイムを宇治和束茶で提案する」という課題については一定の成果を上げたと確信しています。
フランス国内で「宇治和束茶」が味わえる店 レストラン「 YEN(円)」「麻布」「眉山」
「わづか茶」独自ブランドの確立
和束産のお茶は、宇治茶の約4割程度を占めていると言われていますが、煎茶にあっては一番茶で比較するとここ年間で生産量が約740t減少、かわって、てん茶は約70tの増産となっています。単価的に見てみると、煎茶では、確実に右肩上がりで平均単価は約1,200円の伸びが見られます。てん茶にあっては生産量がほぼ倍増しているにもかかわらず平均単価はほぼ横ばい状態です。流通市場では、知る人ぞ知る和束産のお茶としてそれなりのブランド価値が確立されつつあります。
茶産地としての新たなる挑戦

近年、リーフ茶の需要は幾分か減った物の、緑茶は清涼飲料水としての脚光を浴び各メーカーが新製品の開発にしのぎを削っています。お茶は、その品質評価に 「形状」「水色」「香気」「滋味」の4項目で評価されますが、近年ペットボトル化された緑茶飲料や、抹茶をベースとした食品加工物の添加材として使用され るようになり、「形状」評価以上に成分評価が重要視されつつあり、従来の官能だけでなく科学的に分析される内質成分においても、産地としての評価が得られ るような茶葉作りに取り組んでいます。
平成18年産和束茶流通状況 (JA取扱分)
- 取扱量・・・729.264Kg(過去5年平均:703,256Kg)
- 金額・・・2,049,254千円(過去5年平均:1,863,165千円)
(※一番茶の入札平均単価にあっては、ここ数年4千円台で取引されている)
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